「働くこと」について今一度考えてみよう(何のために働くのか/寺島実郎)

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「何のために働くのか」著者は寺島実郎さん

働くとは何なのか?

働くことの意味は何なのか?

働く意味を問うきっかけをくれた一冊でした。

こんな人に読んでほしい

●就活中もしくは就活を控えている大学生や短大生

●転職を考えている人

働く意味

「働く」意味を突き詰めると「カセギ」「ツトメ」

の2つの要素に行きつく。

「カセギ」とは経済的な自立を、「ツトメ」とは社会貢献や社会参画を指す。

自分の意志で経済的に自立することは大人になるための要件のひとつであるが、経済的自立だけでは十分ではない。

「おつとめ」という言葉があるように、社会に参画して、世の中に何かしらの貢献をすることも必要なこと。

つまり「カセギ」と「ツトメ」の両輪を確保してはじめて「大人になった」と社会に認知される。そう寺島氏は言います。

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「自分探し」をしても「自分」は見つからない

「どう働くか」=「どう生きるか」ということ。

就職や転職が「自分が生きる意味」について考える絶好の機会になるのはそのためでしょう。

ただし、「生きる意味」について考えるといっても「自分探し」とはまったく違う。その点は誤解しないでほしい。と寺島氏は言います。

目の前の仕事にある仕事、取り組むことを余儀なくされたテーマに挑戦し、激しく格闘しているうちに「自分というもの」がわかってくる。自分らしい仕事を探すのではない。仕事を通じて自分の可能性を懸命に探究していけば、おのずと「これをやるために生まれてきたんだ」と思える仕事に出会えるだろう。

天命や天職のようなものは、外を探し回って見つけるようなものではないということ。

「青い鳥」探しをしてフラフラと彷徨っていても、求めるものは得られない。

与えられた持ち場で、今の自分ができることをする。

それが働くことの意味であり、どう生きるかということに繋がってくるのではないだろうかと感じました。

自分の頭で考える

「我思う、故に我在り」

の言葉は、近代思想の父デカルトの有名な言葉として本書のなかで紹介されています。

ぼくたちには自分の頭で物事を考える自由が与えられています。しかし、自由だからこそ、そこには責任が伴います。

「自由にやっていいですよ」と言われると、逆に自由から逃げ出したくなってしまう。

「あなたが言ったから、こう行動したんじゃないか」と人に責任を押しつける方がラクだからです。

ネットを繋げれば、いつでもどこでも情報を得られます。

食事に行くときは「お勧めのおいしいレストランはどこか」とネットで検索し、店の情報をチェックする。

そして店に着いたら、「人気のメニューを注文する。」いつも誰かの考えや価値観に沿って全てを決めてしまっている。

そんな時代に生きているからこそ、「我思う、故に我在り」。

この言葉が心に響きました。

自分の頭で考えること。この大切さを再認識することができました。

就職のヒント

🔵企業の見極め方

1.「自分は何がしたいのか」を突き詰める

主体的に「企業を選ぶ」にあたってまず、やるべきことは「自分は何がしたいのか」を突き詰めて考えることである。

自分の関心のあるジャンルや領域をきちんと絞りこむこと。

「業種や職種にこだわらず、縁のあった企業に」などという方式で決めるのはいかがなものか。こう寺島氏は警鐘を鳴らしています。

これまでの人生の中で学んだことや、大学で身につけた知識などを手がかりに、

自分の関心のある領域を自分に問いかけることが大事です。

2.重要なポイントは「人」

企業を見極めるポイントはいくつかありますが、突き詰めると「人間をみろ」ということだ、と寺島氏は言います。

仕事とは、生身の人間の営みであるため、優良企業かどうかの見極めも経営者の資質や働く人の人間力で判断することができるということ。

自分の額に汗して、靴を履き潰して動くこと。相手の目を見て話をして、自分を評価してもらい、生身の人間を動かすことーアナログだと思うかもしれないが、それが「働くということ」なのである。

「ネットにアクセスすればどんな情報や知識も得られる」と勘違いしてしまいがちですが、ネットの中の情報の真偽を確かめることはできません。

大切なのは「人」。

そこで働いている人、経営者の人柄を見ることが企業を見極める最も有効な方法だそうです。

「働く」とは何か

「自分探し」はやめて、与えられた持ち場で、目の前の仕事に挑みながら「カセギ」と「ツトメ」の両立を実現する。

さらに、その延長線上で、世の中をよりよい方向に変えるために力を尽くす。それが働くということではないだろうか。

無事に就職が決まっても、それでハッピーエンドではない。

大きな壁にぶつかったり、「これでいいのか?」と悩むことは多いだろう。

「この仕事を通じて、自分は世の中にどう関わっているのか」絶えず自分にそう問いかけることを怠らない社会人になってほしい。という言葉で本書を締めくくっています。


🔴まとめ

「何のために働くのか」を紹介しました。

働く意味は「カセギ」と「ツトメ」。

働くことについて深く考えさせられました。

何となくで就活しようとしている人は読んでおくといいかもしれないと感じました。

企業研究や企業の見極め方について新しい視点を与えてくれました。

就活の時期に読んでいれば、どう働くかについて真剣に向き合うことができていたのかなぁ。

就活を少し懐かしく感じました。

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