読んだままで終わらせない(読書を仕事につなげる技術/山口周)

「読書を仕事につなげる技術」著者は山口周さん。

本を読んだだけで終わらせない。こうすれば、知識が成果に変わる!

本で得た知識をどうやって仕事に結びつけていくのか?

🔵仕事につながるかは「読んだ後」が勝負

読書で得た知識や感性を仕事に活かそうとした場合、大事なのは「読んだ後」であると山口氏は言います。

読書を通じて知識を得るということは、シェフが食材を仕入れるようなもの。

シェフは仕入れ、食材をそのまま顧客には出さず、客の要望に応じてそれらの食材を組み合わせることで素晴らしい料理を生み出します。

ビジネスパーソンも、さまざまな本から得た知識を貯蔵し、文脈に応じてそれらを組み合わせることで知的成果を生み出すことが求められます。

「読書はそれなりにしているのに、読書で得られた知識や感性を、うまく仕事に活かせていないなぁ」という人は、

「仕入れの量に」問題があるわけではなく、「仕入れた後」に問題があるとのこと。

本書を読むことで具体的な解決方法を学ぶことができます。

「仕事につなげる読書」6つの大原則

  1. 成果を出すには「2種類の読書」が必要
  2. 本は「2割だけ」読めばいい
  3. 読書は「株式投資」と考える
  4. 「忘れる」ことを前提に読む
  5. 5冊読むより「一冊を5回」読む
  6. 読書の「アイドルタイム」を極小化せよ

2種類の読書が必要

ビジネス書の名著をしっかり読む、いわばビジネスパーソンとしの基礎体力をつくるための読書と、

リベラルアーツ=教養に関連する本を読む、いわばビジネスパーソンとしての個性を形成するための読書の2種類です。

ビジネス書の読書と教養書の読書は読み方が違う?

ビジネス書の読み方は、名著を繰り返し読み、読書ノートはとらない。

狭く、深く読むのがビジネス書の読み方。

教養書の読み方は、幅広く気の向くままに読み、読んだら読書ノートをとる。

広く浅く読むのが教養書の読み方。

知識を仕事の成果につなげる方法

リベラルアーツの読書を仕事の成果につなげるために、やらなければならないことは「抽象化」です。

例えばこのような文章があったとします。

ルネサンス期において、多くの建築物は行政組織ではなくパトロンがスポンサーになっていた。(美術史における知識)

こういった知識をビジネスの世界における「生きた知恵」に転換するには、

「抽象化」が必要だということ。先ほどの文はこのように抽象化することができます。

事実=ルネサンス期において、多くの建築物は行政組織ではなくパトロンがスポンサーになっていた

抽象化=歴史に残る偉大な作品をつくるには、合議よりも審美眼をもった単独者による意思決定が必要?

すべての抽象化された洞察の最後には「?」がつくことになります。

それはあくまでも「仮説」であって「真実」ではないからです。

抽象化したら、抽象化によって得られた仮説を

ビジネスや自分の人生に当てはめてどのようなことが言えるのかを考察してみることが大切だそう。

抽象化。

難しいなという印象を持ちました・・・

ビジネス書はそのまま自分の仕事に応用することができますが、

教養書はそのままビジネスに応用することは出来ないため、ビジネスに応用するためには一工夫が必要になります。

多くの人がビジネス書を好んでいる理由はここにあるのかもしれないと感じました。

忘れても良い仕組みをつくる

リベラルアーツに関連する本を読んでいく際に

「読んだ内容は、遅かれ早かれ、すべて忘れる」ということを意識する。

本書でオススメしているのが「3回読み」読書術です。

1回目:線を引く

2回目:5つ選ぶ

3回目:転記する

1回目 気になった文章全体に線を引く

ポイントとなるのが、「文章の冒頭から末尾まで」しっかりとアンダーラインを入れるということです。

2回目 線を引いた箇所に優先順位をつける

ここでポイントになるのが、優先順位づけによる選抜です。筆者の場合アンダーラインの箇所がどんなに多かったとしても、イケスに放り込むのは基本的に5ヶ所、どんなに多くても9つまでにしています。

3回目 仕事への「示唆」を書き出す

リベラルアーツに関連する読書において重要なのは、単に転記するだけではなく、必ずビジネスや実生活における「示唆」を書き出すということです。

「ああ、面白かった」で終わってしまっては意味がない。

本を読んで「面白かった」と思うのであれば、自分がなぜそう感じたのかを少し踏み込んで考えてみる。そうすると、ビジネスや実生活につながるヒントが得られることが多いそうです。

整理の仕方はこの3つ⇩

①面白かった箇所

②ビジネスや実生活に対する示唆

③具体的なアクションの仮説

3回目 転記は「エバーノート」を使う

・後から検索できるツールであること

・テーマを設定する

・カラーバス効果で意識する

情報の「イケス」をつくっておくことで、安心して忘れることができ、

忘れてしまっても「エバーノート」を読み直すことで記憶を呼び起こすことができるようになります。

本書には他にも

●本との相性チェック法

●「本棚」で読書を仕事につなげる方法

などについても書かれています。

本との相性チェック法は、

自分にどんな本が合っているのか?自分にピンと来る本を見つけるにはどうすればいいのか?

あなたに合う本を見つける方法を知ることができます。


🔴まとめ

今回紹介した本は「「読書を仕事につなげる技術」でした。

本の新しい読み方から本棚の分け方と保管方法についても知ることができました。

ビジネス書と教養に関連する本の2種類の本を読むこと。

教養書は難しいイメージがあって避けていたのですが、教養書の読み方についても知ることができたので、食わず嫌いせずに読んでみようと思います。

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