天才の証明/中田敦彦 誰もが天才であることを理解した

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「天才の証明」著者:中田敦彦さん

著者はお笑いコンビ「オリエンタルラジオ」のボケとして有名な方です。
近年ではダンス&ボーカルグループ・RADIO FISHのメンバーとして活動しているので、知っている人は多いと思います。

誰にでも才能はある。
何が優れた才能かどうかを定義づけるのも、その時代の価値基準でしかない。1つの価値観に縛れていては、見つけることのできない逸材はたくさんいる。

古いルールや価値観に縛れてもがき苦しんでいる人たちに、その才能を遺憾なく、発揮してほしいという目的でこの本を書いたそうです。

ぼく自身「オリエンタルラジオ」が好きなので非常に興味深く、面白い内容でした。
この本を読むことで、今まで気がつかなかった自分の才能に気づくことができ、自分の欠点が実は長所だったという驚きを感じることができると思います。

印象に残った箇所は以下です。

・適材適所の重要性

・他人と違うことが自分にしか持ってない才能である

・難しく感じるのは「向いてないから」

・勝てる場所で勝負する

・天才とは一握りの限られた人たちではない

本書内の引用を用いて説明していきます。

適材適所が全て

アルゼンチン代表のサッカー選手にリオネル・メッシがいます。
メッシが天才といわれているのは彼が天才だからではなく、サッカーという競技が存在したから、その競技がメッシの身体能力に合っていたからメッシは天才であると中田さんは言います。

もしサッカーが世の中に存在していなかったら・・・スポーツがバスケットボールとアメリカンフットボールしか世の中に存在していなかったらメッシは「天才」と呼ばれていなかったでしょう。

ある場所で無能と呼ばれる人間が、ある場所では天才と呼ばれることがあります。もちろん、その逆も。・・・(中略)
あまりにも当たり前のことなのに、人は往々にして、既存の評価軸で合わない(勝てない)にもかかわらず、「これがルールだから」と、そこに合わないといけないとがんばってしまいます。

その人に合う場所、合わない場合があります。人それぞれに、自分の力を発揮できる場所は存在します。

自分の適材適所を知ること。何事も適材適所。このことに気づけるかどうかが重要であると指摘しています。

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「優れるな、異なれ」

どこかの国に「優れるな、異なれ」ということわざがあるそうです。

クオリティーの優劣で勝負しようとすると、自分より優れている人はいるし、最高のクオリティーを目指しても、いつかは抜かれます。しかし、オリジナリティーはどこまでいっても、唯一無二のもの。

このことわざを強く思い出したエピソードとして、相方の藤森さんのことを挙げています。
藤森さんは高音で特徴的な声を持っています。優れることよりも、異なることが才能であると強く思ったそうです。

歌がうまい人はたくさんいます。けれど、「もうこの人しかいない!」という声は、どこにも売ってないし、誰でも真似できない楽器です。

多くの人は特徴的なもの、他人と違うものを否定しがちですが、他人と違う=他人は持ってないもの。

つまり自分にしかないものなんです。

違うことは、悪いことや異端なものだとされることが多い世の中ですが、他人と違うことに誇りを持つことが自分の才能に気づく大きな一歩かもしれません。

難しく感じるのは向いていないから

多くの人はある程度できることで満ちあふれています。あれもできるし、これもできる。でも、ある程度ではダメです。70点は出せるかもしれないけれど100点には届きそうにないことは、思い切って捨てないといけません。
限られた時間の中で、どこにちからを力をつぎ込むかの取捨選択が大切。捨てていく作業こそが、自分にとってのオンリーワンを見つけ、伸ばしていくことです。

リズムネタ「武勇伝」でヒットコンテンツを生み出した「オリエンタルラジオ」ですが、漫才は難しかったそうです。漫才が特段に難しいということではなく、誰しも向いてないことをやると難しいということ。

彼らの漫才を見たことがありますが、そんなに向いてないという印象は感じなかった。ただ、やはり「M-1グランプリ」で優勝経験のある中川家や、サンドウィッチマンのネタと比較してしまうと劣る印象は否めないような気も・・・

難しいと感じるのは「向いてないから」。この言葉を見た時に今までのことを思い出しました。

ぼく自身の経験からも、難しいなと感じたことは途中で諦めてしまったり、中々上達しなかったことに気がつきました。

“誰にでも向き不向きはある”

向いてないことをどんなに頑張っても向いてる人には敵わない。
自分の向いてること、100点を出せるものに自分の力を全て注ぐこむことが大切だと知りました。

天才とは一握りの限られた人たちではない

勉強はできない、運動はできない、暗くてモテないという男子にも優れた特技があったとします。
手先が器用で、家庭科の授業で抜群にクオリティーの高い制作物を作ります。ただし、学校という世界では、彼の才能はバカにされてしまうでしょう。

ところが、そんな彼が、京都にある西陣織の工房に行ったとしましょう。

彼の手先の器用さを見た優れた職人さんが、「君すごいな、天才だな」と高く評価する。
その人に見出されて弟子入りした少年は、のちにその世界でトップの技術者にまで上り詰め、人間国宝にまでなる。

そういうことがあり得るのだと中田さんは言います。

勝てないなら、勝てる場所を見つける努力をするべき。人が求めている方向に身を乗り出していくことも大切です。天才とは、一握りの限られた人たちのことではありません。誰の中にも才能は眠っています。

あなたも天才の一人です。

自分の中の “天才” を発揮できる場所を探すことを諦めないでくださいとは強く言います。

「世界はここだけじゃない」と気づいて行動すること。ぼくたちは、「目の前に見えている世界が全て」だと勘違いをしてしまいます。

しかし、今いる場所はほんの一部でしかない。

広い視野を持つこと、世界に目を向けることも大切です。
違う世界に触れることで、今までわからなかった自分の才能が見つかるかもしれません。

 

まとめ

この著者の本を初めて読みましたが、すごく説得力がある印象と頭がいい人だなという印象を持ちました。

・自分に才能なんかあるのだろうか?

・自分の才能は何か知りたいという人は必読です!