お金の不安から解放されよう(働く君に伝えたい「お金」の教養/出口治明)

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働く君に伝えたい「お金」の教養。著者は出口治明さん。

老後の年金や将来の貯蓄への不安、生活費の不安など。お金の不安を感じている人は多いかと思います。

そんな漠然とした不安が、単なる思い込みにすぎないとしたら?

お金の不安から解放されるには「お金リテラシー」を身につけることが何よりも大事です。

✅お金に振り回されずに生きたい

✅お金の不安を失くしたい

✅お金についての「教養」を身につけたい

本書を読んで、お金について教養を学び、お金に対する考え方が変わりました。

お金に関する本は沢山ありますが、この本はいわば「お金の教科書」です。

お金について知りたい人はまずこれを読むことをおすすめします♪

悲しいですが、日本の教育ではお金の授業はなく、お金について教えてくれることはありません。

子どもの時に、教えてくれれば大人になって困ることはないのにな・・・と感じました。

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どんな本か?

本書は以下の5つのテーマで構成。

使い方、どうやって殖やしていくのか。どうやって稼いでいくのか。お金について様々なことを知ることができる。

1.お金について「知る」~なぜ、お金には不安ばかりがつきまとうのか?~

2.「使い方」について~幸福かどうかを決めるのは貯蓄額ではない~

3.「貯め方」について~不安は貯めることへの執着から生まれる~

4.「殖やし方」について~希望は長期投資から育まれる~

5.「稼ぎ方」について~働き続けるからこそ自由になれる~

ホントとウソを見極める

「リテラシー」という言葉を知っていますか?

必要な知識を取り出して、上手に活用する力のことを指します。簡単に言えば「ホントとウソを見極める能力」のことです。

①政府やきちんとした民間の調査機関が集計・分析したデータ(数字・ファクト)を探す。

②そのデータをもとにして、偏見を持たずにロジック(論理)を組み立てる。

「ホントとウソを見極める」にはこの2つのステップを踏む習慣をつけること。

なぜ、メディアは不安を煽るのか?

不安になれば、まじめな人ほどなんとかしようと行動する。そのまじめな人の行動の先には、必ず「儲かる人」がいる。

メディアの情報に接するときには、「これで儲かるのは誰だろう?」と考えるクセをつけようと出口氏は言います。

メディの情報に踊らされてばかりいては、相手の思うつぼです。自分の人生を他人にコントロールされないためにも疑うクセをつけることは大事ですね。

お金に苦労する人は、データを見ず、自分で考えない人。

お金に振り回される人は、考えても仕方ないことを考える人。

お金で損する人は、与えられた情報を鵜吞みにする人。

自分のアタマで考えて「それって、ホント?」と問いかけるクセを身につけることが大切だそう。

年金の世代間格差

大切なのは、「いまの高齢者たちのせいで自分たちは割を食っている」といじけることではありません。「どうしたら、自分たちは少しでもいい人生が送れるか」を考えること

世代間格差が埋まることよりも、お金に困らずに過ごせることのほうが大切な気がします。

「僕たちは損をしている」という思いに固執するのは、クセ毛と同じくらい「考えてもしょうもないこと」。

「変えられないこと」を「不安」に置き換えてしまって右往左往しているだけ。と出口氏は言います。

考えてもしょうがないことに労力を使うくらいなら、どうしたらいい人生を送れるかと考える方がよっぽど賢い選択でしょう。

「年金制度は破綻する」「年金制度は終わっている」などと言われていますが、

年金制度は政府が破綻しない以上、ぼくらの若い世代がおじいちゃんおばあちゃんになっても支払われます。

ただし、老後資金として年金だけに頼るのは「危険」。将来の支給額がどうなるかは、この国が経済成長するかどうか次第だということは理解しておくべきだそうです。

バブルおじさんにだまされるな!

「バブルおじさん」:かつてのバブル期を20代から30代のときに経験したおじさん、おばさん世代を指します。

「保険」「貯蓄」「マイホーム」「結婚式」「定年退職」といった古き良き文化を引きずっている習慣が、今でもありますよね。

おじさん世代では「当たり前だったもの」が今の若者にとっては「当たり前」ではありません。

社会が変われば「当たり前」も変わっていきます。

その時代に合った「お金の基準」を知ることが大切だと言います。

お金を使うときのルールは「楽しいかどうか」。

お金の使い方を考えることは、自分が何を楽しいと思い、何を大切にし、どんな人間になりたいかを自問自答することなのだと出口氏は言います。

自分の「価値観」を知って、何に使うべきか、何に節約すべきか、自分が幸せになれる使い方は何か?をそれぞれが模索することが大切。

貯蓄は万が一のセーフティネット

  • 手取り一年分は最低限貯蓄しておく
  • 期限を決めて貯金する

貯蓄よりも「毎月確実にお金が入ってくること」

将来のためにいくら貯めておけばいいのか?

コツコツ貯蓄を積み立てるより、それこそ毎月稼いでくる「給与」そのものを増やすほうが大切です。

🔵ストックとフローの関係

蛇口から出る水が収入。水槽の水はストック(貯蓄)。こぼれていく水は支出を表しています。

「退職」とは蛇口の水を止めて、水槽から少しずつ水をだして生活するという考え方。

蛇口から出てくる水が無ければ、水槽の水は減る一方です。だから、定年までにいかに水を沢山貯めるかに躍起になってしまっているのです。

しかし、蛇口を止めずに水を出し続けることができれば、その恐怖心は薄くなるのと思いませんか?

水槽に貯めたストックではなく、フローで生活する。

ぼくたちは、それぞれ何歳まで生きるかわかりません。100歳なのか、80歳なのか、120歳なのか。

何歳で死ぬということが分かっていれば、逆算して必要な金額ははじき出せますが、そうではありません。

だからこそ蛇口からの水を止めずに生活をすることが必要だということです。


🔴まとめ

周りの大人(バブルおじさん)の言うことに惑わされることなく、

自分の価値観でお金を使うこと。自分に投資すること。お金リテラシーを身につけることがお金の不安から脱却するために必要なこと。

そして、一番重要なのは、フローを止めないこと。お金について今まで知らなかったことを沢山学ばせてもらいました。

この本は、マンガ版もあるのでサクッと読みたい人はこちらを⇩