親孝行はしなくてもいい? お母さん、年末、実家に帰らなければダメですか?/心屋仁之助

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「お母さん、年末、実家に帰らなければダメですか?」著者:心屋仁之助。

心理カウンセラーとして有名な心屋仁之助さんの本。この本も、相変わらず心に刺さる言葉がたくさんありました。

年末年始、実家に帰って家族と過ごす人は多いと思います。でもそれって自分の意志ですか?

達が帰ってるから、帰るのが常識だから、帰らないと親不孝だから。
そんな考えで帰ってるのだとしたら、一度問いかけてみる必要があるかもしれません。

「私は実家に帰りたいの?」って。

どんな本か?

登場人物

・結衣

32歳。
栃木県出身。東京で一人暮らし歴10年。
家族は両親と妹。

・じいさん
年齢不詳。
妻と2人暮らし。

休日のスタバで、偶然隣の席になった結衣とじいさん。
Tシャツとニットのジャケット、下はジーパンとスニーカー。
でも、椅子に置いてあるバッグはボッテガ・ヴェネタ!!ラフなフリしたお金持ち!?
この爽やか系ちょい悪オヤジの『じいさん』との出会いが、結衣の人生を大きく変えることになった。

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自分の気持ちを大切に

肝心なのは、世間のルールを守ることと、自分の気持ちを大事にすること、どっちを取るか。

「正しいことだから)って言い聞かせて、頑張ってやり続けることは、結衣ちゃんの気持ちを置き去りにすることなんだよ。

常識って何だろう?今まで当たり前だと思って見過ごしていたことに対して「それって本当?」と立ち止まって考えるきっかけを与えてくれることば。

心屋さんの本は何冊か読んだことがあって、同じような内容が書いてあることもあるんだけど、読むたびにハッとさせられて自分をもう一度見つめなおすことができる。

自分のなかで大事にしている価値観も、 先生や親などの大人、テレビなどのマスメディアから受けた他人の価値観でしかないのかもしれません。

大切なのは、『自分がどうしたいのか? 』

自分の気持ちを疎かにしないように!!

どうせ、私は愛されてる

『どうせ』というのが重要な点です。

親子関係に不満や悩みを抱えている人は、「どうせ愛されていない」と思っている。そんな人にじゃあ今から「自分は愛されている」と言っても無理な話です。

だから、『どうせ』なんです。

本来、『どうせ』とは否定するときに使う言葉です。「どうせ愛されてない」とか「どうせ好きじゃない」とか。でも、『どうせ』と付けることによって言いやすくなる気がしませんか?

『どうせ愛されてる』

なんとなく開き直った気持ちになれる気がします。

「頑張る私」に価値があるわけじゃない

自力で生きてる人は、自分のことも信じてないの

この本を読んで一番心に残っていることばです。

誰にも頼らずに生きている人は、自分のことも信じられていない。なんでもできる自分じゃなきゃ価値がない、誰かに頼るなんてだめ、ありのままの私では価値がない、だから自分の力で生きていかなきゃいけない。
誰にも頼らずに生きることはカッコイイことでも、偉いことでもない。

迷惑をかけることが大事

日本人の親は「人に迷惑をかけちゃいけません」と教えますよね?
子どものときから、耳にたこができるほど聞かされている日本人にとって、誰かに迷惑をかけることや、自分の好きにすることってかなり抵抗感があるんだろうと感じます。

しかし、インドではこう教えるそう。

「お前は迷惑をかけて生きているのだから、人のことも許してあげなさい。」

・迷惑をかけてはダメ

・人のことを許してあげよう

人はひとりでは生きられないように少なからず、誰かしらに迷惑をかけているのだと思う。相手にとってそれが迷惑かどうかは別として。迷惑をかけちゃいけないという考え方はすごく不自由な気がします。
幼い頃から何度も何度も聞かされてきたことによって、この言葉に縛られてしまっている人は多いでしょう。

「頑張る」って必要?

そもそも「頑張って○○してます」って他の人にとってはどうでもいいことじゃありませんか?

頑張ることをやめると、評価してくれない人にイライラしたり、何もやらない人にイライラする必要もなくなる。「私はこんなに頑張ってるのにあの人は…」といった余計な感情を抱かせずに済む。

頑張らないと、自分も周りの人も、全部がうまく回りはじめる。みんながラクに生きられる。
それだけじゃなく大事なのは、頑張らないことでとても大切なことに気づくことができるそう。

本当の「ありがとう」の気持ちが湧いてくる。

人に迷惑をかけたとき、自分の力ではどうしようもなくなったときに、許してくれたり、助けてもらったときに「ありがとう」じゃなくて「ありがたいなぁ」という気持ちがドバ~ッと溢れてくる。

感謝しなきゃいけない、ありがとうって言わなきゃいけない。
こんな風に
頭で考えてする感謝ではなく、心の底から湧き上がってくる状態。

Be感謝ができるようになると相手のことをちゃんと認められるようになるの。そうすると、相手を許すこともできるんだよ。

身体の中からドバ~ッと溢れてくる感謝をBe感謝と呼んでいます。

Be感謝ができるようになると、相手を認められ、許すことができる。

そのために必要なことはまず、自分を認めること。

まとめ

親から虐待を受けていたり、親との縁を切りたいわけではない。でも、なんか親に会いたくない、実家に帰りたくないと思うことだってある。

会うたびに、仕事はどう?ちゃんと食べてる?子ども扱いする母親にイライラする。この本を読んで、同じように親(とくに母親)との関わりかたに悩んでいる人は多いのではないかと思った。

今年の1月は例年通り実家に帰って過ごしたけど、来年の正月は帰らなくてもいっかと思っている。

母親に愛されていることはわかったし、帰りたくなった時に、ふら~っと帰る。こんな風にもっと気楽に考えてもいいんじゃないかな。

親との関係性に気づくきっかけに。親孝行ってなんだろう?と感じているすべての人へ。