これからの時代に必要なことは何か?(モチベーション革命/尾原和啓)

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「モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書」尾原和啓さんの著書です。

🔵読んだ理由

人のモチベーションについて知りたかったのと、タイトルの「稼ぐために働きたくない世代」ということばに自分の事を言われているような気がして読みたいと思ったからです。

会社の上司が「出世」や「お金」や「高級なお店でお酒や食事を楽しむため」に仕事をバリバリこなしている姿を見て、「自分はこうはなれない」「こうなりたくない」と感じたことはないでしょうか?

やる気がないという訳ではないが、上司のようなモチベーションは自分にはない。

しかし何のためなら頑張れるかも分からない・・・

「なんのために頑張るか」という働く価値観やモチベーションがある世代を境に大きく変わってきていると説明しています。

団塊世代より10年以上も上の人たちは、お金を稼ぎたい・大きな家に住みたい・高級車を持ちたいなどの欲望や成功を手にするために突っ走ってきた。

そこには「ないもの」をいかに埋めるか。それがモチベーションの最たるものでした。

しかし、今の30代以下の人たちは全く異なる価値観を持っている。こう尾原氏は言います。

「ないもの」がない時代に生まれた世代何かが欲しいと「乾けない」。

この世代のことを本書では「乾けない世代」と呼んでいます。

「乾けない世代」こそがこれからの時代の中で希望であると説明。

・上の世代から理解されないなか、自らをダメと思ってしまっている「呪い」をどうやってといていくのか?

・自らのうちにある「本当に大事なもの」をどうやって育んでいくのか?

・上の世代とコラボレーションしていくため、変化の時代に対応していくためにいかにチームを作っていくか?

欲望の違い

人間の欲望は「達成・快楽・意味合い・良好な人間関係・没頭」の5つで出来ている。

団塊世代以前は「達成と快楽」

乾けない世代は「意味合い・良好な人間関係・没頭」を強く重視している。

上の世代は、頑張って何かを達成することが生きがいです。必死の思いで働いて、ウン年モノのワインで美女と乾杯し、誰よりもいい車に乗る。努力の末に栄光を勝ち取り、称賛を浴びる。「達成」こそが、彼らにとって生きるうえで欠かせないモチベーションになっているのです。

彼らの幸せは永遠に乾くことがない欲望を持ち続けられること。

そこには「なかったことへのコンプレックス」が裏に潜んでおり、このような世代からすると僕のような「乾けない世代」は欲がないように見えてしまうのかもしれない。

乾けない世代は「なかったことへのコンプレックス」をそれほど感じたことはありません。生まれた時からテレビも冷蔵庫もあってケータイひとつで何でもできた。

だから何かを欲しいという欲は上の世代に比べると少ない。

生まれた時から十分なモノに囲まれて育った彼らは、「ないものを勝ち取るために我慢する」という世代の心理は理解できないのです。

高級なお店の食事やワインは確かに格別かもしれない。

でも、たとえ安いワインでも気の置けない仲間と飲む時間のほうが楽しい。

その為に汗水垂らして働くことはできないよな。すごく共感した一文でした。

上の世代では、別にやりたいことなんてなくても、与えられたことをこなして、人よりいい結果を出せればそれで十分成功できました。大きな目標は誰かが掲げてくれたので、必死に「達成」を追い求めれば幸せでした。

しかし今は、「何が楽しいの?」「何をやりたいの?」ということを常に問われ、すべて自分で決めていかなければいけない時代です。

上の世代は目の前の仕事をこなしていけばよかった。何をすればいいかは明らかなのでそこに向かって「努力」していくだけ。

しかし、今の世代はすべて自分で決めなくてはならない。自由である。

「自分がやりたいことは何なのか?」「楽しいと思うことは何なのか?」を常に自分自身に問い続けなければならない。

やりたいことがある人・やりたいことを見つけられる人にとっては、「やりたいこと」だけやって生きていけることが可能になる時代でこんなに素晴らしいものはない。

しかし、やりたいことがわからない人にとってはある意味「死刑宣告」とも取れる。

自由である反面、残酷でもある

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ライフワークバランスの時代

これからの時代は今までの「ワークライフバランス」から「ライフワークバランス」の時代になると説明している。仕事と遊びの境界線がなくなってくる時代。

また人工知能の発達により、10年~20年後には今ある約半分の仕事が人工知能に代替えされるとさえ言われています。

そんな時代に私たちが生き残るために必要なことは何だろうか?

人工知能にも代替え不可能なもの・・・それは「嗜好性」です。簡単に言えば、「私は誰になんと言われても、これが好きだ」という偏愛です。

好きという気持ちを持つこと

「嗜好性」を見つけて育てていくこと。

それをビジネスに変えていけるかがとても重要になってくるということ。

自分が何を好むのかという情報がこれから価値になる」と指摘しています。

今は、様々なツールを使って自分の才能や好きなことを知ることができます。

自分の趣向や好きなことを見つけるのにオススメなのは、

「偏愛マップ」「マインドマップ」をつくること。

マインドマップについてはこちらの記事に書いてます。

「マインドマップ」で好きでしょうがない!ことを探してみる

「マインドマップ」とはこんな感じのものです。

自分の今までの経験や子どもの頃の記憶を遡って、

「好きなこと・好きだったこと」・「夢中になったこと」「時間を忘れて没頭したこと」を書いていきます。

紙に書くことで脳が活発になり、今まで知らなかった自分に気づくこともできます。

「嗜好性」を育てていくことが、これからの時代を生き抜く大きなカギになります。


🔴まとめ

モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書について書きました。

この本を通して上の世代と今の世代の価値観の違いについて知ることができた。

今の世代に対して

「何考えてるかわからない」「なぜやる気がないのか?」と感じてる人は読んでもらえればその疑問が解決できると感じました。

「乾けない世代」の人はもちろん、上の世代の人にも是非読んでもらいたいです。