あなたも”カイジ”になるかもしれない⁉(カイジ「命よりも重い!お金の話/木暮太一)

シェアする

スポンサーリンク

木暮太一さんのカイジ「命より重い! 」お金の話

読んだきっかけは、

ぼくは、福本伸行さんの「カイジ」が大好きです。

“この世には、勝つ人だけが知っている残酷なルールがある”という言葉が気になり、お金について知りたいという気持ちを持ったからです。

お金の恐さを知った。

カイジのような人生を歩まないために、

借金で苦労しないために知っておくべき「お金の話」です。

カイジとは何だ?という人のために⇨カイジとは

木暮さんも「カイジ」が好きということで、本書の中にもカイジのイラストが使われています。

スポンサーリンク

どんな本か?

著者である木暮太一さんは、経済入門書作家、経済ジャーナリストである。

「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?」「今までで一番やさしい経済の教科書」など多数の著書を出版。

お金に関する知識として、「稼ぐ」「貯める」「使う」「守る」がある。

「お金を稼ぐには○○がいい。」「1年で100万円貯める方法」など。

稼ぎ方や貯め方について書かれている本はたくさんあります。

しかし、使い方や守り方について書かれているものはほとんどありません。

本書は「お金の使い方」と「お金の守り方」について書かれている。

お金を稼ぐことができても、使い方や守り方を知らなければ不幸になる。

サラ金が身近な存在に

テレビをつけると、頻繫に目にする消費者金融のCM。

今ではYouTubeの広告にも使われていて、ぐっと身近に感じられるようになってきている。

有名タレントがイメージキャラクターとして使われて、”手を出しやすい”イメージになっています。

かつての「サラ金」と呼ばれていた消費者金融の悪いイメージは薄れてきている。

人気タレントを使い、「あなたのために」とか「お客さまのことを考えて」と優しい言葉で呼びかけていても、借金は借金。

しかし、あくまでも「ビジネス」。金融機関は、あなたが困った時に助けてくれる正義の味方ではありません。

利子の仕組みや借金の返済が、自分の人生にどんな影響を及ぼすのか、理解してお金を借りる必要があります。

ご褒美思考

給料日になると意気揚々と買い物に出掛ける人がいます、ボーナスの時期になると「何を買おうかな」と考え始める人がいます。こうい人の口癖で多いのは、「がんばった自分へのご褒美!」です。

給料日になった途端に、新しい服や靴、バッグなど「待ってました」と言わんばかりにお金を使っている人があなたの身近にもいませんか?もしくはあなたが?

学生時代、「バイトの給料が入ったなら、どっか遊びにいこうぜ。」と言うと、「○○買ったからお金ない」と言っている友達がいました。

一生懸命仕事をして、自分を労いたい気持ちはとても分かります。

しかし、そのご褒美思考があなたの貯金を減らし、やがては身を滅ぼしかねないということを理解すべきだと木暮さんは言います。

働いてストレスを溜め、そのストレスを発散するために働いて稼いだお金を使う。そしてお金がなくなるので、またストレスを溜めながら仕事をしなければいけない。

冷静に考えて、おかしな話ですよね?

ですが、多くの人がご褒美思考になっていて、負のスパイラルから抜けだせなくなっていると感じます。

いつまでたってもお金が貯まらない

いつまでたっても生活が楽にならない

こう感じるなら、自分の生活を振り返ってみる必要があります。

利子の仕組みを知らなければ騙される

Q.「1日0.1%の金利でお金を貸すけど、借りない?」と言われました。どうしますか?

0.1%の金利で貸してくれるなんてラッキーと思ったのなら危険です!

お金の貸し借りで気にしなければいけないのは、実際にいくら利子を支払うか/もらえるかです。そしてその利子の金額は、”金利×期間”で決まります。

ただその前に、金利は単純に数字だけではなく、それが年利”なのか月利”、”1日当たり”なのかがより重要です。そのうえで、お金を貸す/借りる期間を掛け合わせて利子を計算するのです。

それを踏まえて先ほどの質問を考えると、

1日に0.1%ということは、1年で考えた場合その365倍です。

つまり、1日0.1%の金利は、年利36.5%になるのです。

年利36.5%は、法律でも禁止されているほどの法外な高金利です。

一見とても低い金利に見えてラッキーと思ってしまいますが、実は超高金利だったのです。

利子の仕組みを知らなければ、「1日0.1%」に騙されてしまうのです。

サンクコストと機会費用

サンクコストとは、『もう支払ってしまって、どうがんばっても返ってこない費用』のことです。

たとえば、テレビCMをみて面白そうだと感じてみに行った映画がひどくつまらなくても、その映画のチケット代は返してくれません。途中で席を立っても、チケット代は戻ってこない”サンクコスト”なのです。

同じようなことが「食べ放題」にも言えます。

一度食べ始めたら、いくら食べようと、逆に食べなくても料金は変わりません。

「せっかくお金を払ったんだから」と元を取ろうと無理して食べも、食べ過ぎでお腹をこわすだけです。

映画でもそうです、「つまらないけど、お金払ったし、見なきゃもったいない」というのは正しい選択ではありません。つまらない映画を我慢して見ても、時間を無駄に過ごしてしまうだけです。

正しい判断(合理的な判断)をするためには、サンクコストは”なかったこと”にして、ゼロベースで考えるべきなのです。

支払ってしまったものはしょうがない。その時点からできるベストな行動は何か?これを考えることが大切です。

機会費用

機会費用とは、他のことができなかったために、損をした額のこと。

人間の身体は一つ。パチンコに行ったら、その時間はバイトに行かれません。

パチンコに行くか、時給1000円のバイトをするか迷った末、
5時間パチンコに行ったとします。
出だしは良かったものの、
徐々に失速して結果1000円のマイナスで終わりました。

「今日の収支はマイナス1000円」多くの人はこう感じると思います。

しかし、本当にそうでしょうか?

その時間で失った金額を考えるときは、「もしバイトをしていたらもらえたはずの金額」を考慮して考える必要があります。

パチンコを我慢してバイトに行っていたら、5時間で5000円入りました。

プラス5000円だったのです。

それがパチンコに行ってしまったことによってマイナス1000円になりました。

「バイトに行く」「パチンコに行く」で6000円の差があるのです。

つまり、バイトをキャンセルしてパチンコに行ったために失ったのは、

1000円ではなく、バイト代を含めた6000円のです。これが機会費用の正しい捉え方だそうです。

コストは目に見えるものだけではありません。「その時間で、他のことをしていたら、いくら稼げたか?」「どんな有意義なことができただろうか?」を常に考えなければいけません。

スーパーのチラシを見て一円でも安い店に一時間かけて行くのと、その時間でバイトをするのはどちらかが得でしょうか?

時間やお金を知らず知らずのうちに失っていかないように、気をつけなければいけませんね。

買い物は「自分の労働と引換え」である

買い物をする際に注意すべきことは「自分の買いたいものを自分の労働に置き換えて考える」ということ。

持っているお金を使うときにはなかなか気づきにくいことですが、お金を使うということは、まぎれもなく、「これから自分はその分働きます」と約束していることになるのです。

お金を使うときには、自分がどれくらいのお金を持っているかということは関係なく、

「このモノは自分の労働とつり合うか?」

「このモノを買うためにどれくらいの労働をする必要があるか?」

という視点で考えることが大事になってくる。

多くの人が勘違いしているお金の使い方だと言います。

お金は労働の対価です。買い物は自分の労働と引き換えであることを忘れてはいけませんね。


🔴まとめ

この本を読んで、お金の使い方と守り方を学んだ。

ぼくがこの本を読んで真っ先に感じたことは、

「お金リテラシーがなければ、カイジになる危険性がある」。

金利や金融の仕組み。お金の正しい知識をつけることは大切なこと。

ここには書ききれませんでしたが、
単利と複利の違いやリボ払いの罠について書かれてあって、
そこも大きな学びになりました。

木暮太一さん、素敵な本をありがとうございました!!