彼の職業は”ブックライター”(職業、ブックライター。 毎月1冊10万字書く私の方法/上阪徹)

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今回紹介する本は職業、ブックライター。 毎月1冊10万字書く私の方法

上阪徹さんの本です。

どんな本か?

本書は、ブックライターとして多くの本の執筆を手掛けている上阪さんが、ブックライターの仕事内容や仕事をする上で大切にしていること。

ブックライターの時間管理からギャラの話まで、プロとして独立できるノウハウが詰まっています。

本書を読んで、こんな仕事があったのか!!と驚きました。

ブックライターという職業について知るきっかけになったし、文章で食べていくってことが、どういうことなのかが分かりました。

ブックライターという仕事

ブックライターとは文字通り、本を書く仕事です。

文章の素材になっているのは、あくまで著者自身の体験であったり、知見であったり、ノウハウであったりします。それを十数時間の取材で引き出し、本の形にまとめるのが、私の仕事です。

実は、ビジネス書に限らず、多くの本でこのスタイルの書籍制作が行われているそうです。

文章を書くことを本業にしている著者は少ない。

文章を書き慣れていない、そんな人たちが本を書こうとすると膨大な時間とパワーが必要です。

本を書くことに時間を取られて、本業の方に支障が出てしまっては本末転倒です。

本業で優れた成果や、世の中に大きな価値を生み出している人には、それはあまりにも、もったいない話。

そんなことよりも本業に邁進してもらったほうが、ご本人にも社会にもプラスになると上阪氏は言います。

そんな忙しい著者の手助けとなるのが、「ブックライター」なんです。

さらに、著者にベストのタイミングで本を出してもらうことが、最も価値を生み出します。

ブックライターがすばやく著者に代わって書くことで、タイミングよく世の中に出していけるのです。

何より重要なことは著者が持っているコンテンツを世に出すこと。多くの人に、それが役立つこと。著者が書く、書かないという問題にとらわれて、著者の持つコンテンツが世に出なかったり、出るのが遅れてしまったりすることこそ、社会の損失である

その著者の知識が欲しい、経験を知りたい、と思っている読者がいるはずです。

本を買う側からすれば、著者本人が書いていようが代筆だろうが、関係のない話です。

その本が価値のあるものなのか、そうでないものなのか、の方がとても重要な要素であると感じます。

ブックライターに必要なもの

ライターと聞くと、文章力が必要な仕事だ、というイメージを持つ人は少なくないでしょう。

しかし、実際のところ、ブックライターには必ずしも文章力が問われるわけではない、と上阪氏は感じています。

ブックライターには文章力よりも、

「聞かなければいけないことを著者からヒアリングできる力」

「大量の情報の中から必要な情報を整理できる力」

「読者を想定して的確な情報を的確な順番で伝える力」

の三つが必要です。

3つの大切なこと

  1. ヒアリングする
  2. 整理する
  3. 伝える

1.ヒアリングする

書籍の仕事では、十数時間のインタビューが一般的だそう。

これだけの時間、話を聞かないと一冊の本にするだけの素材は集まらない。一冊の本にはかなりの情報量が必要です。

本を一冊書きあげるのには著者と話す時間を取り、著者から話を引き出さなければならない。

また重要な要素を聞き逃さないことも大切。ヒアリング力が大事になる。

2.整理する

著者への取材を通して得た大量の情報の中から、本に使えそうな内容・使えそうにない内容を、見極め整理する力が必要。

3.伝える

わかりやすく、読みやすく、というのが何よりも大事。

整理した状態を、読者にわかりやすく伝えること。

「文章」を書こうとすると、堅苦しい新聞記事のような難しい用語を使いがちですが、人に話すように、そのまま言葉を文字にしていくこと。

なぜなら、相手に伝わることが何よりも大事だからです。

ブックライターの収入はどこから?

基本的な報酬は「印税収入」。

書籍の価格の何%かを、印税として受け取る。自分の本であれば、多くのケースが10%の印税。

印税は価格×印税率×部数で計算されます。

例えば

1000円の本なら、10%で一冊100円。掛けることの部数が、報酬となる。

ヒット作に恵まれれば、ブックライターとしてだけで、かなりの収入が期待できます。

そしてこの仕事は、利益率が極めて高く、経費もほとんど掛からない点は魅力的です。

ブックライターとして、他の著者の本を書いた場合は、多くの場合で10%の印税を著者と分けることになるみたいです。

ここでややこしいのが

  • 「刷り部数」
  • 「実売部数」

という考え方があること。

「刷り部数」の場合

「重版」という増刷で、たとえば一万部刷ったとすれば、それが売れようが売れまいが、一万部の分の印税を払う、というシステムです。

「実売部数」の場合

この場合は、半年後の段階で、どのくらい売れたのか、部数を出し、その部数分の印税を払う、というもの。一万部刷って、五〇〇〇部売れていることがわかれば、五〇〇〇部分の印税が支払われる。また半年後、売れた部数を出し、その部数に応じた印税を支払うという、システムです。

出版社によってやり方が異なるそうで、ややこしい話ですが、こういう形で報酬が支払われることは覚えておくといいかもしれません。

こういう人なら今すぐブックライターになれる

広報やPRの仕事をしている人や、ホームページの担当をしている人など、

ビジネスライティングに慣れていたり、ビジネス書のライティングのセンスがある人は、意外に少ない。

重要なことは、ブックライターは文章のうまさが求められているわけではないということです。

先に説明した、

「ヒアリングする」「整理する」「伝える」

この3つの力の方が大切な要素です。

しかし、これは多くのビジネスパーソンが普段の仕事でも普通にこなしていることではないだろうか。

したがってブックライターの素質を持っている人は、たくさんいるのかもしれません。


🔴まとめ

今回紹介した本はこちらの本でした⇩⇩

職業、ブックライター。 毎月1冊10万字書く私の方法

ブックライターという職業について本書を読むまで全然知りませんでした。

ライターを目指している人や、ブックライターを目指している人にとって本書はすごくわかりやすい内容になっています。