アドラー心理学を日常でどのように活かしていくか?

「英語で楽しむアドラー心理学」著者は小池直己さんです。

アドラーが英語で書いた著書を読むことは、彼の考えを理解する上でとても大きな足がかりとなるそうです。

アドラーとはこの人です

引用:アルフレッド・アドラー

What Life Could Mean to You

「他人に承認されるために、自分の人生があるのではない。他人の評価を気にせずに、自分自身の人生を生きるべきである。そのためには、たとえ他人に嫌われても、かまわない。自分の人生は、自分自身のためにあるのであり、他人のための人生ではないのである」

親に認められたい・・・

上司に認められたい・・・

そういった気持ちを持つことは非常に大切ですが、それが「生きる目的」になって

しまってはいけない。

自分の人生を生きるためには他人の価値観に縛られないことが大切であると。

本書では、「What Life Could Mean to You」・「The Science of Living」

「Problems of Neurosis」のアドラーの著書三点の中で、特に重要と思われる50箇

所の英文を抽出し、全訳と語句の解説が書かれている。

☆アドラー心理学の重要ポイント

『人は変われる』という前向きな姿勢

そう簡単に人は変われないよ・・・そう思いますか?

確かに今の自分を変えることは、簡単なことではありません。

自分を変えるめには『勇気』が必要です。

アドラー心理学の中で特に強調されている点は、「人は変われる。対人関係の悩みから解放されるためには、”勇気”を持って、自分を変えることである。今現在の自分が変われば、未来の自分も変われる」

勇気を持って自分を変える行動を起こせば、未来はいい方向に変わっていくということ。

前向きな生き方をアドラー心理学では強く主張しています。

人間の悩みはすべて人間関係が原因

アドラーは「人間の悩みは、すべて人間関係が原因である」と捉え、人間関係を4つのパターンに分類しています。

自分と自分自身との関係(自分が自分自身をどのように捉えているか)

相手と自分との人間関係(相手が自分をどう受け止めているか)

自分が置かれた環境における他者との関係(例えば、職場における上司と部下、同僚、恋人などとの人間関係)

自分と自分自身が置かれている生活環境(例えば、自分が所属している職場や学校など)

では、実際に人間関係で悩んだ時どのように解決すればいいのでしょうか?

の場合…

相手の価値観や人間性は変えようのないもの。相手の考え方や行動様式をあなた好

みに変えることは不可能です。

の場合…

③の関係性を変えることは上司と部下の関係性を逆にすること。

人事異動で立場が逆になることもあるかもしれませんが、可能性としては低いでしょう。

の場合…

環境を変えることは不可能ではありません。

しかし、今の職場や学校を変えたところで必ずしも良くなるという保証はありません。

の場合…

「自分」を変えることはどんな時でも可能です。

自分の置かれている環境、人間関係に対する受け止め方や価値観を変えることに

よって、人間関係の悩みや逆境を乗り越えていくことが大切であると説明していま

す。

相手が自分をどう思っているかを変えようとしても、それはうまくいきません。

相手を変えようとするから、人間関係が嫌になって、疲れてしまう。相手を変えるためにエネルギーを使うのではなく、自分のためにエネルギーを使いましょう。

課題の分離

まず、自分と他者は違うという認識をもつこと。

アドラー心理学ではその人の性格、価値観、行動様式、考え方などを「ライフスタイル」と呼んでいます。

相手の「ライフスタイル」を自分の思い通りにすることは不可能です。

他者は自分の思い通りにはならないのです。

「何故、あの人はこんなことを言うのか?」

「どうしてわかってくれないの?」

職場や人間関係で思い通りにならないと感じることがあるとしましょう。

そのような場合には、課題の分離が必要だそうです。

自分の事情と他人の事情を分離して考える。

個人の課題は、自分自身が解決しなければならない課題であり、他者が無闇に踏み込んではいけないのです。

自分と他人の課題は分離して考えないと、衝突し、関係性が破綻する原因になるそうです。

行動する前に、自分が取り組むべき課題なのか、他人の課題なのかを明確にすること。そうすれば、人間関係のトラブルを避けることができるみたいです。

過去のマイナスの経験が、トラウマになるか、飛躍の礎石になるか

アドラーは「いかなる経験も、それ自体では成功の原因でも失敗の原因でもない」と言っています。

どのような経験をしたかというよりも、その経験や環境をどのように自分なりに受け止めたか、認知したかということが大切だそうです。

レジリエンスの強い人はマイナスの経験や逆境をプラスの経験として受け止めることができると。

レジリエンス(resilience)=「逆境を跳ね返す力」、「逆境や強いストレスにあっても、折れずに復元できる力」を意味する言葉。

逆境やストレスを逆手にとって、飛躍するチャンスとして受け止め、プラスの経験として、成長の糧にしてしまうような、前向きな生き方、考え方を習慣づけることが大切だと言います。

「一生懸命に、明確な目的や夢を持って、真剣に人生を生きている人は必ず救われる」

不幸な出来事や失敗に直面しても、プラス思考で捉えることによって、苦しい状況を乗り越え、未来に向かって飛躍する礎石にすることができるそう。

他人の評価を気にしないで、自分の好きなように自分のペースで自分の人生を生きること。

そのためには他人から多少嫌われてもいいと思うことも、時として必要なことです。


🔴まとめ

英語でたのしむ「アドラー心理学」について書きました。

アドラー心理学の理論は、ぼくたちに希望を与えてくれます。

相手を変えることは誰にもできませんが、今の状況・環境は自分の力で変えることができます。

自分のライフスタイルも自分の努力次第で変えることはできる。

本書は、著書の実際の経験も交えて説明されているため非常にわかりやすく、理解しやすいものでした。

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