幸せをお金で買う5つの原則

「幸せをお金で買う」5つの授業を読みました。

著者:エリザベス・ダン、マイケル・ノートン/訳:古川奈々子

「カフェラテ一杯の買い方」で幸福は変わる

「ある程度以上のお金を持っていても幸福にならない」-多くの研究がそう結論付けている。しかし、「お金の使い方」を変えたら?NHK「幸福学」白熱教室やTEDで話題となった心理学とマーケティングの研究者が「お金を幸福に変える方法」を提案する。

こんな人におすすめ

☑お金の使い方を見直したい

☑物を買っても幸せを感じられない

5つの原則

1.経験を買う

2.ご褒美にする

3.時間を買う

4.先に支払って、あとで消費する

5.他人に投資する

ものを買うことから、経験を買うことへ。

自分のために使うことから、他人のために使うことへ。

1.経験が幸福感を与えてくれる

人は飽きる生き物。新しい洋服や靴、ソファーやベッドなどの家具でさえも…

新しいものを買ったときは、あんなにウキウキした気持ちだったはずなのに。

何度も袖を通したり、何度も触れることによってそれが日常にある当たり前のものになり、刺激を感じにくくなってしまう。

人間の物欲には限りがありません。

あれが欲しい。これが欲しい。新しいものを手に入れても、いつまでたっても満たさせることはなく、幸福感を感じることはできない。

2.不足は最良の友

好きなものをあえて制限してご褒美にすることで、強い幸福感を味わうことができるという。

例えば

・買い物が好き

・本が好き

・コーヒーが好き

・揚げ物が好き

あなたの好きなものを思い浮かべてみましょう。

ちなみに、ここに挙げたものは全てぼくが好きなものです。

豊かさが感謝の敵であるなら、不足は私たちの最良の友なのかもしれません。こう著者は言います。

大好物をしばらく我慢すれば、慣れから脱出でき、大好物がごちそうになる。

おもしろい考え方だなと感じました。

あえて制限する、禁止することで当たり前に感じていたものに新鮮さを与えることができるということ。一つの考え方として覚えておこうと思います。

3.時間をお金で買う

ロボット掃除機のルンバや、床の水拭きロボットのブラーバ。

自分でしていた掃除を、お掃除ロボットに任せることで掃除の時間をゼロにできる。

掃除ってできればやりたくないし、面倒。こう感じている人がほとんどじゃないかな?

掃除する時間を失くすことで、その時間を別のことに使うことができます。

なによりも、煩わしいと感じているのであれば、その時間を失くすことで毎日が楽しくなるでしょう。

ルンバは他の掃除機に比べると値段が高いですが、日々の掃除の時間から解放されるのであれば安い買い物ですね。

時間をお金で買うとはこういうことです。

4.先払いの効果

先に支払って、あとで消費することによって、私たちは遠い将来のことを考えられるようになり、自身の幸福のためにい賢い采配を振るえるようになるのです。

<幸福を与えてくれる3つのパターン>

1.支払ったものに対して期待がふくらむような要素を見つけられる機会が提供される

2.支払ったものに対して、よだれが出るほど楽しみになり、実際に消費した時に喜びが増す

3.消費する経験自体はかなり短時間に終わってしまう

5.他人へ投資する

カナダのバンクーバーで、大学院生のララ・アクニンがある実験をしました。

封筒が入った箱を持って通行人に近づき、
実験に参加することを承諾してもらえた人にはまずどれくらい幸福かを尋ね、
電話番号を教えてもらい封筒を1つ渡します。

封筒の中には5ドルと短い手紙が。手紙の内容は2種類あり、

①今日の午後5時までに、自分への贈り物か、自分のための支出のどちらかのためにこの5ドルを使ってください

②今日の午後5時までの、だれかへの贈り物か、チャリティーへの寄付の為にこの5ドルを使ってください。

その晩、電話をかけて、今どれくらい幸福と感じているか、そしてどんなふうにお金を使ったかを尋ねました。

手紙の指示によって使い道は大きく異なり、

自分のために使うように指示された人はイヤリング、寿司などを買いました。

他人のために使うように指示された人は、食べ物やコーヒーを買って誰かのためにごちそうしたり、親類の子どもへおもちゃを買ったのでした。

1日の終わりに、他人のためにお金を使った人々は、自分のために使った人よりも明らかに幸福感が高まっていることがわかったそう。

この実験から、たった5ドルでも、だれかのために使うことで自分自身の幸福度を高めることができると言えます。

他人への善行が自分を幸せにしてくれるということ。

幸福は買えるか?

改めて、本書で紹介している5つの原則を振り返ってみましょう!

  1. 経験を買う
  2. ご褒美にする
  3. 時間を買う
  4. 先に支払って、後で消費する
  5. 他人に投資する

お金を正しく使うことでもっとたくさんの幸福を手にすることができる。

車や大きな家は、永続的な幸福を提供してくれるように見えますが、じつはそうではありません。

幸福になろうとする努力が報われないのは、幸福になるやり方がわかっていないことにも原因がありそうだと著者は言います。

あなたが普段使っているお金の使い道を、一度考え直してみましょう。そのきっかけに本書を活用してみてはどうでしょうか?

モノよりも経験にお金を使ったほうがいい、とよく聞きますが、本書を読んで改めてそれを感じました。

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